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その年(一昨年)のクリスマスイブの日に、義母の新しい介護保険証が届きました。要介護度は3になっていました。
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by kanak29
| 2013-12-20 09:45
| addな備忘録
義母は初めて徘徊した数日前から、認可されて間もないアルツハイマーの特効薬(?)メマリーとアリセプトを処方されていました。効果が表れるまでには数日かかるとのことでしたが、最初に夕食後に服用した翌朝、いつもなら寝ている早朝に起き出した義母は、そわそわと出かける仕度をしていて、はっきり覚醒モードに入った様子が見えました。
徘徊後は即座に服用を中止し、主治医にもその経緯を話して元の処方に戻してもらって、その後半年ほど徘徊はありませんでした。 それまでお世話になっていたケアマネのHさんが、11月いっぱいで退職することになりました。Hさんにも認知症のお母さんがいて、同居して介護していた弟夫婦が離婚したため娘であるHさんが引き取ることになったとか。(お察しいたします。) Hさん最後のお仕事が、介護保険の更新手続きとなったので、当時の要介護1から少しでもランクアップさせてもらうべく、自分が適応障害を起こしたことや夫にも不眠や不整脈の身体症状が出ていることなども交え、同居から今までの経緯をじっくり聴いていただきました。(感謝) それから間もない11月の末に、実家の父が脳梗塞で倒れたのです。町内会の集まりで、いつもより多めに飲酒した直後だったそうですが、ひとりで家に居る時でなかったのが幸いして、すぐに救急車を呼んでいただき、1週間ほどの入院で麻痺も残りませんでした。 わたしが何日か実家に行かなければならず、途方に暮れた夫は後任のケアマネさんに相談したようです。ベテランらしき新ケアマネさんは、即座にショートステイの施設と連絡を取り、初めて5日間ほどのステイを入れてくれました。 特養への長期入所も既に申し込んではあるけれど、環境の変化に義母がどうなってしまうのかという懸念というか恐れもあった気がします。でも、案ずるより生むが易し。義母は例によって2日目の夜に熱を出したものの、例によって翌朝には下がったそうで、いつになく生き生きとして5日間のステイから帰ってきました。 #
by kanak29
| 2013-11-29 16:30
| addな備忘録
一昨年の11月11日-なぜ日付まで覚えているかと言えば、その日は奇しくも『介護の日』だったから-早朝に電話で起こされた。電話は駅前の交番からで、義母の名前を告げられ家族であることを確認した上で、その義母を保護していると言う。寝耳に水とはこのことで、義母が玄関の鍵も外の扉も開けっ放しで出かけたことなど家族の誰も気づかずにぐっすり眠っていた。それまでも出かけた帰りに転んだり道に迷ったりして、近所の方やタクシーの運転手にお世話になったことは何度かあったが、出かける目的まで忘れて路頭に迷うという徘徊は初めてのことだった。
今となっては幻の「介護について考える」ということで、今月は初めての徘徊の・きっかけ・義姉に相談できなかった理由・その後の展開…以上3点について考えたい。 #
by kanak29
| 2013-11-14 10:11
| addな備忘録
今年の夏に実家へ行った時のこと。台所の水道のレバーが壊れかかっていたので、我が家を新築して1~2年で義母用流しの水道レバーが壊れたことを思い出した。
義母はあの頃いったい何に腹を立てていたのか、いつもイライラしていて、水道にまで八つ当たりするように毎回レバーを力まかせに押し上げていたら、勢いよく出た水が止まらなくなってしまったのだ。 そのことを何気なく父に話したら、いつになく子どもをなだめるような口調で(まぁ子どもには違いないのですが)…「怖いおっかちゃんだったねぇ」と言われた。そんな言われ方をしたのは、わたしが記憶している限り初めてだったので、おかしくて笑いながらちょっと泣きそうになった。 確かにある意味では怖い姑だった。よくもまあ16年間ガマンこそしなかったけど、一緒に住んでこられたもんだ。でももうそれも過去形、今はちっとも怖いことなんかない。 そして「おっかちゃん」という言葉から連想して思った。おっかない(=怖い)というのは、母親がいなくなったような不安な気持ちを表しているのではないだろうか? 義母は自分の母親を知らない。わたしには離れて暮らしていても7年前まで母がいた。そのことが義母にとってはたまらなく羨ましく、不安で腹立たしかったのかも知れない。 認知症が大分進んでから義母は「これはわたしのお母さんなの」と言って、継母らしき人と一緒に写った写真を見せてくれた。義母から常々噂に聞いていた『それはもう酷い継母!』の面影はなく、上品で優しそうで昔の義母にちょっと似ている気がした。 #
by kanak29
| 2013-10-03 19:35
| addな備忘録
先日、義母の施設側からの要請により、施設の責任者・司法書士(義母の法定後見人)・義姉・夫の四者での話し合いがあった。
後見人さんからその連絡があったのは先月のことで、義姉が度々母親の面会に行っては施設の介護担当者に苦情を言うことは5-4で書いたが、伝え聞いた内容は「オートロックで自由に外出できない」とか「母を個室に入れて欲しい」など、認知症で徘徊もある義母と数日でも生活を共にした経験があれば、とても思いつかないようなクレームばかりだ。 また義姉は後見人さんにも再三連絡を取り、自分には何の相談もなくあのような(劣悪な?)施設に母を勝手に入所させてしまったこと、もっといい施設はいくらでもあるから今から自分が探したいというニュアンスの事を言っていたらしい。 わたしは話し合いに呼ばれておらず、夫に同行する意思もなかったけれど、娘として母親の介護に関わりたいと思うのは当然だと思うし(できれば、もっと早い段階で支援・協力などしていただければ、後見人を立てる必要もなかったわけですが)手続きや準備など一切やっていただけるなら義姉が選んだ施設に入所し直すのもアリだと思った。 最近の義母の穏やかな表情を見るだけでも、今の環境が義母には一番合っていると思えるが、義姉が上から目線で母親を怒鳴りつけるようなあの口調で、お世話になっている若い介護職員さんに接しているかと思うと、自分のせいでもないのに申し訳ない気持ちにもなってしまうのだ。 しかし、わたしの勝手な予想や期待(?)を裏切って、四者会談はつつがなく終了したようだ。 平日の日中、1時間ほどの話し合いが済んで家に帰ってきた夫は、開口一番「何の話し合いだったか、よくわからなかった」と言う。義姉はいつになく大人しく控えめで、施設にも後見人にも不満など述べず、ただ「弟が何の相談もなく入所を決めてしまったので…」という一点だけを繰り返していたとか。 夫からよく話を聞いてみると、話し合いの初めに施設の責任者の方が「ご家族のご要望などがあれば書類を作成しなければならないので、録音させていただきます。よろしいですか?」と義姉に訊いていたらしい。「それだ!」義姉が大人しかった理由はw 冷静な施設側の対応に、たぶんみんなが救われたと思う。この一件で義姉が納得して理解を得られるなどとは、ぜんぜん期待していないけど…。 #
by kanak29
| 2013-09-21 10:44
| addな備忘録
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