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ひとりの高齢者や病人を介護・看護することによって、家族や兄弟姉妹の心が離れてしまうことは多々あるだろう。
同居嫁の立場から言わせてもらえば、義姉は自分の都合で実家に来ては、家の中や認知症の母親の気持ちを引っ掻き回して行くだけで、同居家族への協力も労いの言葉のひとつもなかった。大声で母親を叱責しながら障子の桟まで掃除機をかけるせいか張り替えた障子はすぐに破れ、その朝交換した汚れたシーツが洗濯機に入っていても、パートの仕事から帰るともう一枚、朝敷いたばかりの洗いたてのシーツが無造作に突っ込まれている。夫に訴えると「自分の母親なんだから気の済むようにやらせるしかない。その代わり、お袋がいなくなったら姉貴とはもう付き合わなくていいから…」と言われていた。 わたしの母方の祖父を伯父夫婦が自宅で看取った頃は介護保険制度もなく、認知症は痴呆・呆けと呼ばれ家族だけの秘密だったらしい。ある時、日曜日に父親の見舞いに行った母は「おじいさん、濡れた布団に寝かされてて可哀想」と憤慨し、翌週自宅にあった新しい布団を届けたと言う。 母の晩年にその事が義姉の身勝手な介入と重なって思い出され、「年寄りは頑固で、布団も肌着もなかなか替えさせてくれない。同居していない人が可哀想などと介護してる人を非難するのは、間違ってる。」と、昔の母に抗議してしまった。生前の母に会ったのは、その時が最後だったので、そのタイミングで母を責めてしまったことは深く反省している。 3月になってから久しぶりに夫とふたりで義母の面会に行った。 義母は夫のことを「先生」と呼んだり「わたしの父親」とスタッフに紹介したりするくらいなので、当然わたしのことなど覚えていないと思うけれど、前に夫がひとりで会いに行った時は「わたしの主人」と言われ、それが嫌だから一緒に行ってくれと言う。 夫の顔を見たとたん、笑いが止まらず涙目になっている義母に「この人、誰だか分かりますか?」と訊いてみた。「分かるに決まってるじゃないの!この人は、ええと…わたしの大好きな人よ(笑)」 今までで一番上等な答えでした○
by kanak29
| 2014-03-19 12:25
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